お客様各位
株式会社ウェル すこやか弁当
店舗運営責任者 京原
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
おかげさまで弊社におきましては、すこやか弁当を立ち上げて3年を迎えました。
これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と心から感謝いたしております。
弊社は15年前より現在まで神戸市にて医薬・介護用品卸売業として全国の病院・施設様と取引しておりますが、当初は在宅の個人様とは直接の取引がございませんでした。
すこやか弁当を始めるきっかけは、私の家族が脳卒中で倒れ、突然要介護となった事に始まります。
家族の介護を続けながら毎日を過ごす中で、私自身が在宅高齢者や介護をされておられるご家族様の毎日の苦労や思いを経験しました。
中でも食事は特に困り、普通の食事が飲み込めなくなりました。
同じように在宅でお困りの高齢者の方々やご家族様の生活を少しでも手助け出来ないかと思い、すこやか弁当を始めました。
すこやか弁当には、「手から手へ、からだ思いのお弁当。」というキャッチフレーズをつけました。
「食べる」喜びを感じ、毎日決まった誰かと話すことによって、すこやかな生活を送るお手伝いをしたい、この思いでお弁当を届けています。
すこやか弁当の「すこやか」とは単にからだが健康というだけでなく、こころも健康であり、いきいきした生活を過ごす意味を込めて名づけました。
すこやか弁当を始めまして3年、皆様から貴重なご意見を頂戴します。
安否確認での救急対応、詐欺被害防止など、皆様より感謝のお言葉を頂戴する一方、食事に飽きるなど厳しいお言葉を頂戴する事もございます。
しかしながら、これほどお客様から直接感謝のお言葉をかけていただける仕事を今まで経験した事がございません。
地域の配食サービスを取り巻く環境も様変わりしており、多くの同業者様が事業を撤退いたしました。
フレイル、人手不足などここ数年で深刻化している問題もございますが、弊社では創業の理念を持って課題に取り組み、お客様にすこやか弁当を、えがおをお届けし続けますので、今後とも引き続きご高配を承りますよう、お願い申しあげます。
皆様におかれましても、幸多き豊かな人生になりますことを心より祈念いたしております。
敬具