高齢者は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。
通常、脳が暑いと判断すると、体は自律的に皮膚の血流量や汗の量を増やして、体内の熱を周囲に逃がそうとします。しかし、老化が進むとこれらの増加の開始が遅れ、体温上昇に伴う増加の割合も小さくなります。そのため、高齢者は若者に比べて体の熱を周囲に逃がす熱放散能力が低く、深部体温が上昇しやすくなります。
それ以外にも、高齢者は温度に対する感覚が弱くなって「暑い」と感じにくくなったり、体内の水分量が減少していたり、のどの渇きを感じにくくなったりすることで、熱中症にかかりやすくなっています。
すでに関西地区でも梅雨明けとなり、気温の上昇と共に政府より熱中症アラートも発表される時期となりました。
すこやか弁当のお客様でも毎年、熱中症で通院、入院される方が出ます。
そのため今年から気温が高くなる時期に、配食サービス提供時に熱中症についてのリーフレットを配布し、熱中症対策にお手伝いを行います。
熱中症について、詳しくは各関係省庁の資料を参照下さい。
環境省:高齢者のための熱中症対策*パンフレットダウンロード